chapter 3

Organization

変化、学習、成長を続ける

事業を通じて社会に価値を提供し続けるために、私たち自身がしなやかに環境に適応して変化し、学習して、成長していかなければなりません。

そのためにinquireでは、組織そのものを成長の場だと捉え、個人と組織が互いに作用しあって絶え間ない進化を実現する状態を目指しています。

3-1 . Our Context

組織のコンテクスト

  • 01

    創造的で、生産的に働く

    inquireでは、「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方を選んでいます。自宅、コワーキングスペース、旅先など、どこで働いてもかまいません。

    また、起業や複業など複数の仕事に挑戦する人も応援しています。一人ひとりのライフスタイルや興味関心に合わせて、ワークスタイルを柔軟に調整できることが、チームの創造性につながると考えているからです。

    プロセスやゴールへのコミットやセルフマネジメントの力がより一層求められるため、自由な環境でも生産的に働くための仕組みづくりを続けています。

  • 02

    可能な限りの透明性

    inquireでは、オープンな場で議論し、全員が主体的に考え、取り組むことが求められます。また、不安や悩みなどを隠して仕事に取り組むことは生産性の低下につながるため、共有することを良しとしています。

  • 03

    学習と脱学習を繰り返す

    変化の激しい時代に適応し続けるには、素早く変化を捉え、学習しなければなりません。そのため、inquireでは、学習(Learn)と脱学習(Unlearn)を繰り返します。学習の対象は幅広く、社内には、ゼミのような社会動向について考察する場もあれば、スキルアップに取り組む場もあります。

  • 04

    組織と個人のあり方を重ねる

    私たちは、人が全体性を持って仕事に向き合える環境を大事にしています。主体性の重視、ライフデザインへの向き合い、個人の探究テーマの発見など、「どう生きたいのか?」を問います。会社が目指している社会的意義や価値観、あり方を共有した上で、対話しながら個人のあり方や目指す目標とすり合わせながら仕事をしています。

  • 05

    ウェルビーイングをつくり合う

    自由に、持続的に、創造性を発揮して働く上で欠かせないのが、ウェルビーイングであること。ウェルビーイングとは、フィジカルの面だけでなく、メンタルの面や人との関係性の面なども含め、良好であることを指します。

    ウェルビーイングな状態になるには、一人ひとりが自分にとってウェルビーイングな状態とはなにか?を自覚し、その状態を育むために「マインドフルネス」や「レジリエンス」といった要因を取り入れ、他者のウェルビーイングを尊重できなければなりません。

  • 06

    挑戦し、内省し、対話する

    inquireでは、個人、チーム、組織が、自分たちが本当に望むことを想い描いて、その望むことに向かって、自ら選択し、変わっていくことを是としています。

    そのためには、自らの理解と他者の理解を重ね合わせながら、さまざまなつながりによって生成されるシステムの全体像とその作用を意識し、理解する必要があります。

    対話を通じて、個人、チーム、組織に存在する無意識の前提を振り返り、意識しながら共に創造的に考え、話し合うことを尊重しています。

3-2 . Dynamic Balance

止揚することを歓迎したい

inquireは、二律背反していそうなことを両方追い求めるような組織です。ロングワークは良しとしないけれど、成果には貪欲に。ウェルビーイングを大切にしながら、仕事は真剣勝負。社会に良いと、事業の成長を両立を、など。

「社会とはこういうものだ」ということをそのまま受け入れるのではなく、当たり前を問い直し、抗ってみたい。安易な二項対立に陥ることなく、止揚することを歓迎していきたい。ようは、わがままな組織なんです。わがままを貫くためには実力も必要なので、組織として高みを目指していかなければなりません。

やろうとしていることは、高みを目指す、遠い道のりかもしれません。だからこそ、ここで紹介したような価値観や取り組みに共感できる人たちと共に働きたいと考えています。人と人の出会いが予期せぬものであるように、共に働く仲間たちとの出会いも、きっと計画しえないものである、そう考えています。

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次章へつづく

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