「編集」の暗黙知を紐解き、「編集思考」として広く普及させるためのパターン・ランゲージ
「編集」は、編集者だけでなく様々な人が、仕事や日々の暮らしの中で実践しています。
インクワイアでは、「編集」におけるコアスキルや考え方を体系化し、異業種や社会全体に広く浸透させること、すなわち「編集の拡張」を可能とする仕組みづくりに取り組むことで、人々の仕事や生活をより豊かにできるのではないかと考えてきました。
編集における暗黙知を紐解くためのプロジェクトをミミクリデザイン(現ミミグリ)と共に実施。「編集思考」を広く普及させるために、パターンランゲージを作成しました。
まずは編集者や編集的な能力を発揮して活動に取り組む人々に対して、インタビュー調査を実施。インタビュー調査の後には、専門書や関連書籍の文献リサーチおよびデスクトップリサーチで得られた知見を収集。
インタビューで得られた情報と統合した上で、「編集」に取り組むプロフェッショナルが共通して大事にしていた価値観や思考体系を「編集思考」のパターンとして抽出していきました。パターンを4つにグルーピングしてモデルを整理。
最終的に編集にまつわる様々な「知」をパターン・ランゲージ[1]の形式にまとめ、48個のパターン・ランゲージを作成しました。
本プロジェクトにて整理したモデルをインクワイアなりに発展させ、「在る」を「5つのBe」として会社の価値観に組み込んでいます。「視る」「作る」「動く」の他のグループや、48個に整理したパターンも、継続してアップデートが必要なもの。今後も「編集思考」をまとめ、広げていくために活動していきます。
[1]パターン・ランゲージ
「状況」「問題」「解決」の3つの項目から構成される、対象領域の暗黙知を言語化し共有可能な形とする手法。
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株式会社インクワイアnews
09/18 (2019)
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[1]パターン・ランゲージ
「状況」「問題」「解決」の3つの項目から構成される、対象領域の暗黙知を言語化し共有可能な形とする手法。
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