「コンテンツカレンダー」で継続した情報発信を効率的に管理する

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08/10 (2023)

様々な企業がオウンドメディアを運用し、定期的な情報発信を行うようになりました。オウンドメディアの運営には関係者も多く、発信を継続するためには管理基盤を整えることも重要です。

「コンテンツカレンダー」は、企業がソーシャルメディア、ブログ、ウェブサイトなどで発信するコンテンツを計画し、管理するための手段です。コンテンツカレンダーを作成することで、コンテンツの作成、公開、配信のスケジュールを一覧にし、把握できるようになります。

コンテンツカレンダーを作成するメリット

  1. 計画の可視化: どんなコンテンツを、いつ投稿するかを可視化し、計画した情報発信がやりやすくなります。また、先の予定まで可視化することで、急な作業の必要を減らし、効率的に作業を進めやすくなります。

  2. 共通認識: チームや関係者が同じコンテンツカレンダーを参照できるようになれば、認識の齟齬をなくし、コミュニケーションコストを削減できます。

  3. 改善点の把握: コンテンツカレンダーによって各記事のステータスを把握することで、どこが運営のボトルネックになっているかの発見が行いやすくなります。

これらの利点を生み出すために、コンテンツカレンダーは以下のような情報を項目として管理できるようにします。

コンテンツカレンダーに含める要素

  1. コンテンツの種類: 投稿するコンテンツの種類を記載します。

  2. 掲載予定日: コンテンツを掲載する予定日を記入します。

  3. コンテンツのオーナー: 誰がコンテンツの責任者なのかを決め、記載します。

  4. ネクストアクションの期日: 掲載までにはいくつかのステップを重ねる必要があります。そのため次のアクションまでの記事を記入します。

  5. ネクストアクションのアサイン: オーナーとは別でアクションの担当者がアサインされることもあります。期日とセットでアサインを明確にします。

  6. 関連ファイル: コンテンツの制作を進めていくと、参考資料や取材依頼書、質問項目、原稿、文字起こし、画像素材など様々なファイルが生じます。これらのファイルへの導線を集約します。

  7. コンテンツに関する更新情報: コンテンツの制作を進めるなかで、企画についての話や進捗についての関係者間のやりとりが発生します。内容に関する情報を集約し、確認のコストを下げます。

コンテンツカレンダーに用いるツール

これらの要素を記入し、確認したい情報によって閲覧しやすくするには、NotionやAsanaといったドキュメントツール、プロジェクト管理ツールがおすすめです。これらのツールは、リスト表示、カレンダー表示、ボード表示、ガントチャート表示などの切り替えができるため、確認したい情報に応じて使い分けができます。

もちろん、スプレッドシートやExcelといったファイルでもコンテンツカレンダーの作成は可能です。チームのリテラシー等を踏まえて、利用ツールを選定しましょう。

まとめ

コンテンツカレンダーは、オウンドメディア運営やコンテンツ制作における重要なツールです。生産性を向上し、チームの負担を下げるために使用します。継続し、安定した情報発信のために、コンテンツカレンダーをうまく利用しましょう。

コンテンツをつくる際の考え方はこちらの「コンテンツブリーフ」に関する記事をご覧ください。

「コンテンツブリーフ」でコンテンツ開発の要件をまとめて関係者の目線を揃える

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モリジュンヤ

モリジュンヤ

Junya Mori

代表取締役

株式会社インクワイア代表取締役。2015年にインクワイアを設立。編集とデザインを掛け合わせた編集デザインを実践し、領域横断的に変容を支援。NPO法人soar副代表、IDENTITY共同創業者なども兼務。岐阜県出身。

株式会社インクワイア代表取締役。2015年にインクワイアを設立。編集とデザインを掛け合わせた編集デザインを実践し、領域横断的に変容を支援。NPO法人soar副代表、IDENTITY共同創業者なども兼務。岐阜県出身。

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